実費or保険施術?(令和4年)甲子園の整骨院の変化
令和4年6月1日から、整骨院の保険に関する法改正がありました。
⇒「柔道整復師の施術に係る療養費について」の一部改正について
簡単に言うと、必要性があれば保険元が患者に対し、
どういう症状で整骨院に通っているのか手紙や電話で確認しますよ。
もしそのとき、
不正が発覚した(法律の規則に従っていない)場合、
ペナルティを受けてもらいますよ。
というのです。
そう言われると甲子園の整骨院にも変化が見られる気がします。
個人的には「厚労省もちょっとずつ重い腰を上げてるのね。」
くらいの感じですが、
それよりもっと強く感じていることがあるので(誤解を恐れず)まとめてみました。

整骨院の安直な保険施術

私は最近ユーチューブで岡田斗司夫氏の【切り抜き】を見ていますが、こんなことを言っていました。
「安直な感動」と「高尚な感動」の違いです。
もちろん感動すること自体が悪いわけではなく、
この区別がつかないことが問題だということです。
例えば映画をみているとベタな展開ってありますよね。
よくあるパターンとしては、
ベタなセリフ、ベタな展開、
クライマックスに延々と感動系の音楽がかかって、ワーッ!!と盛り上げる。
ここで、
「泣ける!(全米が泣いたとこだよね!)」
という人と、
「うーん、ベタやな・・・。」
という人に分かれると思うんです。
後者は冷めたひねくれ者と言いたいのではありません。笑
ここで感動させるという安直な意図が見え透いて感動出来ない・・・ということです。
これってその作品の好き嫌いではなくて“感性“の問題だと思うんですよ。
あなたは「感性ってなに?」と聞かれて簡潔に答えられるでしょうか?
私は整体には感性が大切だと言っていますが、
感性をひと言でいうと、五感。
少し説明を足すと目に見えないものを“五感で感じるセンス“です。
高尚な感動とはベタに感動を煽るのではなく、
見る人に問いかけ深く考えさせるわけです。
当店に来られるお客さまもだいたいは整骨院の保険施術を受けたことがあります。
そりゃ、なんといっても安いのは魅力でしょう。
でも、なぜわざわざ高いお金を払って実費の整体をチョイスしたの?
ってことですよね。
それは、整骨院でやってる保険施術が安っぽいと感じるからです。
だから攻撃された

整骨院の保険施術の適応範囲は急性のもの、
「怪我をしたとき」に限られます。
つまり、慢性化した症状は保険適応外です。
同じ怪我の症状で半年以上たっているのに保険施術を受けている、などですね。
参照サイト:整骨院・接骨院にかかるとき
しかし、平然と詐欺行為をし、
尚且つ政治のパワーバランスでそれらは見逃されてきたというのが現状でした。
そこに一歩踏み込んだ法改正になったわけですが、
ですが、
保険の不正請求だからという理由だけでしょうか?
私はもう一つ、安直な施術だから攻撃されたと思っています。
もちろんすべての整骨院をしっているわけではありませんが、
自分の体験、お客さまの感想、
「整骨院に通っている人はなぜいってるんだろう?」
あるいは、「なぜ、わからないんだろう?」
という疑問。
イメージしやすい例で考えてみてください。
今、テレビ番組でやっている「オモウマい店」や「タクシー運転手さん1番おいしい店に連れてって!」で紹介されるお店は、店主の思いが料理に思いっきり込められています。
味へのこだわり、ボリューム感、値段設定、
利益よりも喜んでもらいたい!
って思いがめちゃくちゃ伝わってきます。
その仕事の在り方は、
その人の在り方、
人生の物語です。
保険の不正請求をする人にそのような仕事ができるでしょうか・・・?
施術がわからない人を保険で釣ればいい。
整骨院の保険施術が安いだけだと感じる人には「なんで通っているんだろう?」
保険で安いと言っても、その数百円が、その時間が無駄、と思うわけです。
甲子園の整骨院の変化

そんなわけで、甲子園の整骨院にも少しずつ変化が見られるようになってきました。
ママチャリで甲子園地区を走っていると、
あれ?なんでスポーツジムのような店構えに変えたんだろう。
という所もあれば、
「整骨院」の看板をおろして「整体院」に変えている所も。
甲子園地区で展開する整骨院グループの分院は別の事業になっています。
私も整骨院のことを逐一しっているわけではないので、
今回の法改正もお客さまから聞いて知ったわけですが、なるほど納得。
(でも、ずっと整骨院に通っている人に聞くと相変わらず保険使ってましたが。)
でもですよ、
この変化はきっと整骨院の方にもいい方向に向かうと思うんですよ。
「ちぇ、保険使いにくくなってきた。」
という柔道整復師の人生が豊かになることはないのではないかと・・・。
さきほどの、「整骨院」から「整体院」に変えた甲子園エリアにあるお店。
出張施術でその整骨院の前をよく通るので気づいたのですが、
もうすぐ一旦閉店してリニューアルオープンする予定との張り紙。
その張り紙の最後に「オープンできるかな?」と。
たぶん、どこかに整体を習いにいくのではないでしょうか。
そういうことなんですよ。
どういうことかというと、
整骨院と整体の技術は別ものということです。
実費施術(慢性症状)には整体の技術が必要なのです。
ですから、いち早く変化に対応して整体の技術を学ぶべきなんです。
スポーツのパーソナルトレーナーやなんにでも変化すべきなのです。
保険に頼る整骨院に未来はありません・・・。
関連記事:【整骨院とは?】整体との違いや利用法をズバリ解説
PS.
さきほどの整骨院の方、一旦閉店後に「オープンしたいな~」と書いていました。笑
頑張ってください。
じゃあ、お前はどうなんだ?

なんだかんだ言ってきましたが、「じゃあ、お前はどうなんだ?」
(一方的に上から目線でいうのは大人ではないという自分に対する声です。)
はい、脱サラする前に整骨院の面接を受けにいったことがあります。
整体をやろうと思っていたのですが整骨院についてよく理解しておらず、
また、整骨院って保険が使えていいよね!という今思えば不埒な理由からです。笑
(面接と言っても一度お話を伺っておいてみたい感じでした。)
結局やはり整体師を選んだわけですが、
もし、あのまま柔道整復師になっていたら、お前はどうなんだ?
と自分に問いかけてみるわけです。
・・・わかりません。
でもきっと、自分がしたいことってこんなことじゃない!
と、辞めていたと思います。
そしてきっと整体師を目指していたと思います。
自分に「価値がある」と思えるのは他者に貢献できていること。
そして自分に正直に生きれたとき。
もちろん、初めからそう思えていたわけではありません。
幾度も壁にぶつかったおかげで、
また保険制度に甘んじていれば、
けして今の感性にはたどり着きませんでした。
(今では私が活躍しないと地域の損失ぐらいに本気で思っています。笑)
整骨院業界が変化しているのなら、
もうこうしていくしかないんだ!
と保険制度にしがみつくのではなく、
地域の方々のために変化していけばいいんじゃないかなーと。
当サイトでは整体についてあれこれ書いていますが、
過去の反省から学んだ部分も多いにあるわけです。
私もつねに変化の途中に居たいと思っています。
関連記事:【コンセプト】あなたに伝えたい整体の真価と在り方
まとめ
今回の記事は甲子園の整骨院の変化から、
利用する人の整骨院の見方、
しいては選び方の参考になればと思います。
整骨院と整体の両方にいき慣れていない方は、
こんなものかな?
とわからないのも無理ありません。
整骨院って、整体ってそういうこと、
と俯瞰して見れることが大切だと思うので当サイトの他のブログも読んでみてください。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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