整体視点から不眠症の原因と対処法をズバッと紐解く
整体の仕事をしていると「夜、眠れない」というお客さまがいます。
枕が合わないのかなぁ?とか、眠剤の量が増えてきて、と悩んでる。
きっとこの記事を読んでいるということは、快眠のための一筋の光を探しているのではないでしょうか?
そうでない方も慌ただしい生活の中で、大切な睡眠さえせかせか片付けようとしているかもしれません。
ということで、
整体視点から不眠症の原因と対処法をお伝えしたいと思います。
目次
整体は突き詰めると快眠のための手法
不眠症に悩んでいる人にとってぐっすり眠れることは永遠のテーマかもしれません。
整体というものをあれこれ言い出すとキリがないのですが、私は突き詰めると快眠のための手法だと思っています。
睡眠の重要性が言われる昨今、
結局ぐっすり寝ることで頭も体も本当の意味でリセットされる。
私の経験上キッチリ押された整体を受けるとぐっすり眠れるし、お客さまからもよく眠れるとのお声をいただきます。
では、ぐっすり寝れない原因はなんなのか?
- 悩みと不眠症
- コリと痛み
の2つについてそれぞれ見てみましょう。
寝れない原因①悩み
不眠症の原因はまず、悩みです。
不安・焦り・怒り・後悔・嫉妬、果てしのない気苦労。
そして寝れないことへの悩み。
それらを自分自身に話しかけるから、寝れない。
しかし、それらを完全にシャットアウトするって無理ですよね。
でも、なにもなんだかすごい境地に達する必要はないと思うのです。
ただ、少しずつ心構えを変えていくということではないでしょうか。
人生ってそのプロセスの中で生きていくものでしょうから。
そういう私も日々、
色々な感情と激しく格闘しながら勉強しています。
心と体は一つのもので別々に癒すことはできない。
というのが当店のいき着くテーマだと思っているので、「不眠症克服の道筋」を示せたらと思っています。
寝れない原因②コリの痛み
整体の十八番がコリによる痛みへのアプローチです。
なにを隠そう私も痛みにはずいぶんと悩まされていました。
体がコリ過ぎると不快な痛みを伴ってなかなか寝れません・・・。
起きてても痛いし、寝てても寝ながら痛い。
これ、わかる人はめっちゃわかるんじゃないでしょうか。
痛いということは筋肉が緊張状態にあるので休息できていないということ。
肉体的な苦痛だけでなく、神経性の疲れも生み出す不眠症へのスパイラル。
かなり、質の悪い睡眠です。
質の良い睡眠のためには筋肉からリラックスさせる必要がある!
ということは常に意識して欲しいです。
なぜなら、
筋肉が緊張していると神経(=精神)もくつろぐことができません。
筋肉が緊張しているということは意識する・意識しないに関わらず、精神を高ぶらせる交感神経が勝手に優位になってしまいます。
ですから、不眠症の原因が、
心の悩みでも体の痛みでも、
まずは体(筋肉)からほぐすことが大切なのです。
【私の実例】“睡眠力”を侮るな
睡眠についてはまだまだ解明されていませんが、とっても大切!
ということは間違いありませんよね。
そんなことはわかってるよ、
って方はここを飛ばしてもらってもいいんですが、
私の体験談として、睡眠力!
- 驚異の自然治癒力!
- 驚愕の容姿劣化!?
の2つの実例を書いておきますね。
そんなこともあるんだと気軽に読んでいただけると嬉しいです。
最強の風邪を15分の爆睡で治した
以前、真冬に淡路島へ遊びにいったときのことです。
泊まった旅館が“フィッシングホテル”と売りにしていたので、普段しない海釣りをしてみたんですが・・・。
少し疲れがあったのと大寒波が合わさって、思いっきり!風邪をひいてしまいました。
ズドーンと頭が重くぐるぐる回り、寒気も。
夜はせっかくの料理も食べられずじまい。
翌朝になっても症状は変わっておらず、今日の目的地にいくどころか家に帰るのも絶対ムリ!!
状態です。
ですが、私には、
もうろうとする意識の中で微かに一筋の光も見えていました。
「ひょっとしたら治るんじゃない?」
その方法は、ちょっと食べてちょっと寝る。
これだけです。
なぜなら以前にも同じような状況の中でケロッと治った経験があるからです。
吐き気を催しながらちょっと食べて、ふらつきながら部屋に戻って寝た。
正確には、ちょっと食べて15分ほどの爆睡ですが、体が命の危機を感じるほどの風邪であるがゆえに、一気に深い深い、それは深い眠りに・・・。
ノンレムの底の底にまで落ち込んだのかもしれません?
本当に治りました。
薬も飲んでません。
むしろ疲れも取れて絶好調ー!!笑
(私的には「ちょっと食べる」が睡眠力の起動スイッチで、「温かい部屋で寝る」が必須の条件という実感ありです。)
自然治癒力(睡眠力)を一気に解放して全快です!
30歳なのに60歳と思われていた
以前、自分に合わない仕事をしていたこともあり、極度のストレスで体がボロボロになりました。
長時間労働と通勤で寝れる時間も限られていて、毎夜うなされて最悪の睡眠の質だったり。
たぶん、ひと月ほどは、
疲労と吐き気で2日に一食(に満たない)しか食べれませんでした。
そんな中、百貨店の食品売り場のテナントで働いていたので、寿司屋さんにケーキ屋さんなど仲のいい人もできるわけです。
とくに寿司屋は3店舗あってみんなと仲良しでした。
ある日、裏の休憩所で寿司屋の店長に、
「自分、歳なんぼ?」と聞かれました。
私:「30です。」
と言ったら、みんな固まっているんですよ。
寿司屋A60歳:「60歳ぐらいと思ってた。」
寿司屋B50歳:「50歳ぐらいと思ってた。」
寿司屋C40歳:「ちょっと上かと思ってた。」
睡眠不足が見た目にも悪影響を及ぼすことは今さら、ですよね?
ということにしておきます。笑
目の下にクマができたり、
ハリツヤがなくなったり、
肌のターンオーバーには深い眠りのノンレム睡眠が不可欠です。
寝不足は疲労を招き、
疲労がたまると血行も悪くなっています。
血液は、最重要の天然の美容液!
睡眠は、最重要の自然の美容法!
・・・という、
私の睡眠力低下の成れの果ての姿だったのかもしれません。
脱サラを決心するのに十分でした・・・。
よく寝るための決心
ぐっすり寝るためによく言われることは、
「夜、カフェインを飲まない。」
とか、
「就寝前にテレビやネットを見ない。」
とか、
「自分に合った寝具が大切。」
とよく言われます。
これらは確かにその通りなんでしょう。
だけど、これらをとくに意識する前に、
「もっと心身の状態に目を向けないとダメだなぁ。」
と私自身やお客さまを通して痛感しました。
日本人は世界一睡眠時間が短いと言われています。
私たちは起きて活動するときのことばかり考え、寝ることは後回しになりがちですよね。
でも、疲労は恐るべき速さで蓄積していくので休日の寝だめ程度では間に合いません。
アインシュタインは10時間寝たし、エジソンは仮眠を繰り返してトータルではけっこう寝てたとか。
実は疲労回復のもっとも効率的な方法はココにあったりします。
疲れる前に休む。
これに尽きます。
疲れすぎると疲労はそう簡単に回復してくれません。
いつも判断や選択の繰り返しで、
ときには大きな決断も必要です。
そして頭の中で堂々巡りを繰り返す・・・。
それなあれやこれやが寝不足の要因なら、寝るための決心があってもいいんじゃないでしょうか。
結局、なにが言いたいかというと、
整体にいってよく寝よう!
ということです。笑
整体はぐっすり寝るためのお手伝い
「背中がベッドにピタッとついてる。」
施術の途中、あるいは終わったとき、そう感じるお客さまも多いいでしょう。
そこで体がどれだけコリで凹凸になって固まっていて、ギュッ!と緊張していたかを再認識するわけです。
それがフラットになって緊張が解けたということですね。
そういう施術を心がけているし、
それが整体の真骨頂と思うのは、
なにより私自身がそんな整体を受けたいー!!
ので。笑
前述したように、質の良い睡眠のためには筋肉からリラックスさせる必要があります。
そして整体のような仕事は、
どんな思いで練習して、
どれだけ試行錯誤して、
どれだけ無様な失敗をして、
どれだけお客さまに喜んでもらおうと思ったか。
そういうものの結晶だと思うのです。
今回、私の実例の一つに睡眠力低下の話をしましたが、睡眠の大切さを心に刻み込んだ所以です。
なにより誰でもぐっすり寝たいですよね。
私たちには、
がんばることも、
たのしむことも、
休息も必要です。
あの日の不眠と吐き気の記憶が私に教えてくれました。
私たちには快眠が必要だと。
まとめ
どうしても後回しになりがちな睡眠。
ぶっちゃけ、ぶっちゃけ、
多くの人が睡眠を蔑ろにして体をぶっ壊したはずです。
また、ぶっ壊したのは体だけではないかもしれません。
寝不足になると人は優しさを失いますからね。
習慣を変える、環境を変える、
ときには人生を大きく転換する必要があるかもしれません。
私の場合は脱サラですし、
そんなときに頼ったのが整体でした。
あなたもぜひ、力強く優しい整体に頼ってみてください。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
整体で人生を豊かに!
オリーブトップページ