紫外線対策のヤバい代償と美容の上医・中医・下医
今回は、いき過ぎた紫外線対策にはヤバい代償がありますよ!
というお話です。
というのも、整体の施術にも重大な影響があるからです。
そんなことより、とにかく顔にシミやシワができるのが嫌なの!!
という方もいるでしょう。
この記事を読めばその不安に少し変化があると思うので読んでみてください。
小麦色ブームから美白ブームへ
今から30年ほど前はですね、
今ほど日焼けに抵抗がある人は少なかったと思います。
とくに昭和の後期は小麦色ブームで、
- 「太陽に愛されよう」
- 「ブロンズサマー」
- 「oh!クッキーフェイス」
などと大手化粧品会社のCMが大々的に流れていました。
健康美人を売りにした作戦です。
ところがある時、
南極の上空にオゾン層の薄くなった部分が発見され、
「紫外線の有害物質が直に降り注いでくる!」
とテレビや新聞で言われ出したんですね。
それに伴い小麦色ブームは徐々に終焉に向かい、(その間ガングロブームもありましたが・・・。)
今ではすっかり「絶対焼かない!」
美白ブームです。
中島英彰さんのお詫び
「紫外線を悪者と言い過ぎた。」
そうお詫びしているのが国立環境研究所の中島氏です
「紫外線は悪いのであまり当たらないように!」とメディアで言い続けた方です。
結果、世間では「紫外線=悪者」というイメージが出来上がり、必要な分も浴びなくなったと陳謝されています。
いやいや、紫外線って悪者でしょ!?
今でも美容クリニックの人とかめっちゃ言ってますよ。
そんなのあたり前田のクラッカーだよ、ぷんぷん!
という声も聞こえてきそうですが・・・。
では、ここからが本題です。
必要な分も日光に当たらないことのなにが問題かというと、ビタミンD不足で骨がスカスカになる。
まず、ここですよ。
ちょうどいい例として、
アルプスの少女ハイジに登場する車椅子の少女クララをご存知でしょうか?
工業化が進む当時のヨーロッパはスモッグで太陽光が遮られ、ビタミンD欠乏症が多発していました。
そのためクララも足の骨や筋肉が弱くなっていたと思われます。
でも、アルプスに移住したクララは太陽の日を浴びながら過ごし、やがてあの名シーン「クララが立った!」んですね。
現在の私たちも30年前と比べ、
若い女性を中心に血中のビタミンD濃度が半減、79%の人が欠乏しているとの調査もあります。
これ、めちゃくちゃヤバくないですか?
整体の施術で、ここグッと押し込んで欲しい!!
と言われてもですよ、骨いっちゃいそうなんで押せません・・・。
ということにならないように骨は強くしておきましょう!
(と先日お客さまと話をしていたことです。)
PS.
中島さんが罪滅ぼしとして研究を重ね、日光でビタミンDの生成にかかる時間及び、日焼けする時間を計算してくれました。
季節・地域・服装によって異なるので下のサイトから確認してみてください。
ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報
美容の上医・中医・下医
先ほど、今でも美容クリニック(業界)では、紫外線が悪の権化のようになってることにチラッとふれました。
ここでちょっと言いたいことがあるんですけどね。
それは、古代中国の医書・小品方に、「上医医国、中医医民、下医医病」という概念があります。
「下医は、病を治す。」
美容で言えば、対症療法としてただシミを取るだけ。
「中医は、民を治す。」
なぜシミができたのか原因を考え除去と再発を防ぐ。
「上医は、国を治す。」
中医にプラス、政治的思想を持って国を豊かにする。
というものです。
さんざん紫外線が悪者にされた結果、私たちは骨密度だけでなく免疫力も著しく低下させました。
ちょっと風邪引きやすくなっちゃった、
では済まなくてですね、
かなり深刻な病気が激増したんです。
そして、今の美容業界の発想は下医でしかありません。
中医の発想なら、
皮脂の排泄がうまくいってないところがあって、そこに紫外線が当たるとよりシミになるんですよ。
そのためにはまず何より食生活を見直して、ついでに免疫力もアップさせましょう!
さらに、上医の発想なら、
病気が減ったら莫大な国の医療費も減らせる。そしたら国も豊かになるよね!
となるわけです。
また、整体的には、
フェイシャルマッサージや顔コリほぐしや美顔ローラーなどのやり過ぎによる肌への刺激も注意が必要です。
もし、紫外線がしゃべれたらですね。
「シミはテメェラの欲で出来るんだよ、俺のせいにするんじゃねぇや。」
と言うかもしれません?
かくいう私もしっかりシミがあります。笑
まとめ(しっかり整体を受けるために)
今回は、紫外線対策のヤバい代償のお話をしました。
本当に大切なものは得てして失って気づくものでしょ。
また、美容業界を例に「上医・中医・下医」について。
私も整体師として下医の仕事をしてきましたが、私なりの中医を目指すべく幅広く学びを続けています。
いずれは上医も・・・とは密かに思っていますが、とりあえずここで言いたかったことは、骨を丈夫にしてしっかり整体を受けれるようにしましょう!
ということです。笑
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
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