整体・整骨院の顧客の囲い込み戦略に潜む怖い罠!

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整体・整骨院の顧客の囲い込み戦略に潜む怖い罠!



商売において顧客を囲い込むマーケティングは重要な戦略とされています。

要は「客取り合戦」です。


整体や整骨院でいえば、

  • ツールを使って情報発信する
  • ポイントをつける
  • プリペイドカードを発行する



などをして、
他店への流出やそもそも通うのを辞めてしまわないようにする対策です。

もちろん、それ自体はぜんぜん悪いことではありません。

ただ、その目的が問題だということ。


薄っぺらい囲い込み戦略

逃げる男性を追いかけてくるゴースト


私自身、マーケティングの勉強をしながら薄っぺらい働き方をしてたなー、と思うことがあります。

ですから過去を思い出して反省しながら書いてるところもあるんですけどね。

それが「囲い込み戦略」的な思考です。


商売に限らずですが、
もっと儲けたい!少しでも損をしたくない!と思うのが私たちの本音でしょう。

また、商売をしているとどうしても切羽詰まったり。

どうしたら集客できるか?

どうしたら儲かるか?

どうしてもここへの問いが先に立ってしまいます。


そこでマーケティングをかじって見ると、

  • 顧客獲得単価
  • 顧客の離脱率
  • 顧客生涯価値

  
で全体像を把握することが大切です!

これ、計算しないなんて経営者しっかーく!!


ふむふむ、確かにこれらを押さえておけば戦略も明確に立てれるのでしょう。

効率よく生産性を高めることができそうです。

でも、

これはあまでも「数値」の話です。

整体や整骨院のような仕事は下手に分析し出すと仕事の本質を見失うんですよ。


生産性の高いものばかり追いかけていると人間がだんだん薄くなる。確実に薄くなる。

村上春樹



ああいう計算って、明らかに「お客」ではなく「お金」目線ですよね。

その思考回路で集客して逃さないように囲い組もうとするから、その仕事だけではなく、人間性もだんだん確実に薄くなってしまうのです・・・。

つまり、

タイトル「整体・整骨院の顧客の囲い込み戦略に潜む怖い罠!」にどっぷりハマっている人とは、そんな思考回路で仕事をしている人自身ということ。




商売の原点「自利利他」

プレゼント箱を持つ女性


商売の原点は「自利利他」にあると言われています。

自利利他とは、相手を幸せにするままが自分も幸せになる、ということです。

しかし、言うは易く行うは難し、
なかなかハードル高そうですね?


でも、この精神を実践したのが今の滋賀県から全国で活躍した近江商人でした。

例えば、

あるA地点の特産物が余ってどうしたものかと思案していると近江商人が買い取ってあげる。するとA地点の人たちはめっちゃ喜ぶ。そして近江商人は苦労しながら旅をしてA地点の特産物が不足して困っているB地点に持って行く。するとB地点の人たちはとても助かるわけです。


もちろん、だからといって、

「ぐふふふふ~、少しでも安く買いたたいてやろう。少しでも高く売りつけてやろう。」

というのではなく慈善活動までしてたんだとか。

人って、本当に感謝したら「何かお返しがしたい!」
と思うものですよね。

近江商人が成功した要因は、
「どうしたら売れるか?」
という問いではなく、
「なにか人のためにできることはないか?」

ここを問い続けた結果、人の信頼を得たことでしょう。


少なくともですよ、なんちゃら率を計算して来た客を囲い込んでしまおう!

という整体・整骨院業界にはびこるマーケティング思考はありません。


そして近江商人の成功は単に物質的なことだけでなく精神的な豊かさを手に入れたということです。

↑ここですよ!

それがどういうことか次に説明しますね。




「我利我利」の人の末路

ボールを奪い合う子供のフットボール選手たち


人は受け取ってきたものを周りに与えるようになるものです。

そして、人を騙してでもお金を奪うために囲い込んでしまおう!という人の周りには同じような人が集まるものです。

もっとも、スポーツをする上で激しくボールを奪い合うのならいいです。

でも、これが人生ならどうでしょう?


その最たる例として、豊臣秀吉の人生はどうだったでしょうか?

「ぐふふふふ~、ワシは日ノ本を統一し、太陽の沈まぬ国フェリペ2世とやらよりもたぶん金持ちだぞ。無敵艦隊なんぞ蹴散らしてやるわ。いや~、満足、満足。」

といったものだったのでしょうか?

情に厚く、人懐っこく、その磊落さで知られた人柄は、勝ち進むにつれ猜疑心の塊となり身内や側近の粛清、風呂やトイレにまで隠し堀を掘らなければならない有様。

奪ってきた人は、今度は自分が奪われる側に回るんですね。

彼の辞世の句からは悲痛にも似た空しさが漂うばかりです。


我利我利とは、もっと儲けたい!少しでも損をしたくない!

「我の利、我の利、くれ~、もっとくれ~!」の亡者です。

その人生はただただ修羅道だったと臨終間際に知らされたんじゃないでしょうか。


ですから、整体・整骨院業界でいえば、
囲い込むための計算をするのではなく、
お客さんの信頼を得て互いに豊かになる道を模索するべきでしょ。

その精神を近江商人に伝えた高僧のお言葉、

一宗の繁昌と申すは、人の多く集まり威の大なる事にてはなく候、一人なりとも人の信を取るが、一宗の繁昌に候

蓮如上人



これで修羅道や餓鬼道に落ちずに済むはずです。笑




まとめ

今回は、整体・整骨院にはびこる薄っぺらい囲い込み戦略についてのお話でした。

もっとも、私たちの本性は我利我利亡者ですので、そこを回れー右!!して、人のために自分ができることとは?

その問いを投げかけることによって自分の人生が変わる、豊かになるということでした。

私自身も反省するところがあり挑戦中のことなんですけどね。

ですからオリーブでは囲い込みの発想は1ミリもありません。


それにしても需要と供給のバランスが崩れた整体・整骨院業界の我利我利ぶりは目に余るところがあり過ぎなんですよ。

それは・・・修羅の道ですよ!!と言いたい。


ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました!


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