まだ仁王立ち?座りションしない人が知らない人生論
時代の流れとともに座りションを選択する男性が増えましたね。
そういう私も座ってする派です。
初めに「座りションをしよう!」と決意したとき、必ず悩むのが「仁王立ちこそ男の本懐?」の自問自答。
それは漠然とした何かに対する屈服感です。
私も座って用を足すと落ち着かず慣れるまで違和感もありました。
もちろん人によっては「男の特権を貫き通す!」
って方もいるでしょう。
でも、ちょっと注意も必要なのでこの記事を一読してみてください。
他人のことに関心を持とう
立ちションでトイレを汚されるのが嫌!
これ、旦那や子供にトイレを汚される女性ならけっこう切実な悩みですよね。
注意しても言うことを聞いてくれない。
なぜなんでしょうかね?
結論を先に言うと、
他人のことに関心がないからです。
※ここでは家族も自分以外の者として他人とします。
生活上のあらゆる問題は人間関係にある、と言うアドラー心理学の視点からです。
人の目はめっちゃ気になるけど関心はない。
これはトイレ事情に限らず、なんにでも共通して言えることですよね。
立ちション派の男性はこんな理由でしょう。
- 理屈ではない男の尊厳
- めんどくさい
1.は冒頭で言った、なにかに対する屈服感。
私的には、牙をへし折られたような?
女っぽいって感覚だったと思います。
慣れるまでは体が硬直してキョロキョロしながらおしっこしていました。
「男子たるもの小便は立ってすべき!」
年代が上がるにつれてそんな漠然とした固定観念にとらわれがちではないでしょうか。
2.は掃除をする人の方がよっぽどめんどくさいし。
そんな「エゴ」のために、家庭であれ・施設であれ、掃除をする人は嫌な思いをしているはずです。
他人のことに関心を持たなたい人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる。
アルフレッド・アドラー
「立ってすべき。」「座った方がいい。」
と考えるよりも、
「人に関心がない=人に迷惑をかける。」
と言う原則に照らし合わせるとシンプルに答えが出てきます。
座りションのリスクは整体都市伝説?
男性が座っておしっこすると病気のリスクもあるんじゃ?
いやいやいやいやいや、
そんなことはありません!
座りションのメリットはトイレが汚れない。
巷で言われるデメリットは前立腺障害です。
「でも、それが本当なら座りションってリスク高すぎ・・・。」
私もちょっと気になって調べました。
リスクの主張としては、
座って排尿すると(女性より長い)尿管が曲がり残尿になる。
また、腹筋に力が入らないので残尿になる。
結果、排尿障害や前立腺肥大、膀胱癌になる可能性もあるとか。
ですが、2014年のオランダ・ライデン大学医療センターの研究では、
PLOS ONEの新しい研究によると、座っているとそのような前立腺の問題のない男性には測定可能なメリットはありませんが、LUTSに苦しむ男性はより速く、より大きな力で排尿でき、膀胱に残る尿が少なくなります。
MedicalDailyより引用
つまり、排尿疾患がなければどちらがいいと言うことはないけど、排尿疾患があれば座った方がより強い力で排尿できる。
とのことで、ほぼリスクの主張とは逆の研究結果です。
私も数十年座ってますが、
少なくとも現状では残尿感や病気の兆候などまったくありません。
ちょうど座りションのリスクがネットで言われ出したころ、
「ある整体師の方が言い出したらしいです。」
という記事を見た記憶があります。
実際のところ情報の出どころはよくわからないにしても、これってよくある整体都市伝説だなーと思いました。
骨盤矯正にしても、
筋膜リリースにしても、
よくわからないことは「それっぽく言ったもん勝ち」になりがちです。
例えば座りションのリスクについてよく言われていることが「男性の身体は立って排尿するような構造になっている。」
というもの。
ですが、先ほどの研究結果からもそうとは言えません。
体勢の問題ではなくて障害があるわけではないけど、残尿・ちょい漏れの原因は他にあると思いますよ。
(原因は以下に続きます。)
整体で一般的に言われている「正しさ」もいちど疑ってみてください。
トイレを汚したら自分で掃除しよう
「百発百中的を外さずおしっこできないかなぁ・・・。」
私はトイレにいくたびによくそう思っていました。
しかしながら、それはムリだと悟りました。
また、外さなくても飛沫は確実に飛び散っていますよね。
すなわち、トイレを汚したくないのなら座るしかないんです。
ロシア特殊部隊の教え、システマに、「ゆっくりやる」と言う行動原理があります。
「自覚がないだけでほとんどの人は、一日の大半をパニック寸前の異常な心理状態で過ごしている」そうです。
意味なく、なんか急いでる・・・。
私は、「(ハッ)確かに」と思ったんですが、あなたはどうですか?
私が思うに一つには情報社会による情報過多。
手をもてあそべばスマホを見ていませんか?
どうでもいい情報に翻弄されているんです。
また、現実を直視するのが怖かったり、漠然と将来に怯えているのかもしれません。
情報に感情を揺さぶられ、想いに囚われ、脳がずっと漏電して脳疲労を起こしている状態です。
心の乱れによって体も緊張しますよね。
心の乱れから、おしっこの飛沫をまき散らしても気にならなかったり、
体の緊張から、膀胱が固くなって残尿しててちょい漏れしたり。
膀胱は筋肉で出来ているので筋肉の衰えや過度な心身へのストレスが影響を及ぼします。
排尿する力が弱くなったり血行が悪くなるからです。
(この辺りは「子宮」と似てますね。)
参照記事:マタニティ整体の活用法!逆子・産後の骨盤矯正はNG
Keep Calm,
keep Moving!
キープ・カムは、凪いだ湖の水面のように。
キープ・ムービングは、その心で動き続ける。
そのためには、ゆっくりやる。
ゆっくりやることで日頃の思考や行動の雑さに気づき、いざってとき効率的に動くことができます。
いかなるときでも「忙しい!」
とイラついたりバタバタしているのはパニクっているわけです。
つまり、冷静さを失っている状態。
(私もよくパニクっていたからわかります。笑)
ロシア特殊部隊は生死をかけた戦場で、平常心のまま動き続ける訓練をしているんでしょうね。
めんどくさがらず、
意味なく急がず、
ゆっくり便座に座ってください。
直ぐにズボンを上げるのではなく、
一呼吸、二呼吸おいてください。
水面のような心なら僅かな残尿にも気づけるはずです。
(凪いだ状態。)
たまには整体にでもいって、
の~んびりやってください^^
思考はいつか運命になる
ここまで記事を読んでいるということは、あなたは座りションを支持している。
あるいは男性でまだ座りションにシフトしていないなら心が揺れているはずです。
まずは、「座りション」と言う作法の価値をしっかりと理解し、座りションに誘導ОR挑戦してみましょう!
これまでのお話通り、
座りションはトイレを汚さずみんなが「ハッピー」になれるトイレの作法です。
- トイレが汚れない
- 平常心のコツ
- デメリットはない
ここで大事なのは、
人に迷惑をかけないという思考、
そして自分のエゴに気づくこと。
本当は座りションは誰にだってできます。
でも、多くの人は我が強く余裕がないなので、人に関心を持たないし手軽な方法を求めます。
「男の尊厳!」とか「めんどくさい!」
ってスタンスだとパニック寸前の負のスパイラルから抜けられないかも?
自分の行動に余裕を持ってください。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
マザーテレサ
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
まとめ
今回は、座りションを通して普通に感じる生き方のススメでした。
なにか特別な方法や精神論ではなく普通の状態が大切。
私は整体を通し、心の疲れが体に出ている方が多いいなぁと感じています。
自覚あるなしに一日の大半をパニック寸前の状態で過ごしているなら当然ですよね。
トイレの作法も整体も異常な心身の状態を普通に戻す手段の一つです。
心身がコリコリだと平常心を保てませんので。
ではでは、座りションと整体で人生を豊かに!笑
オリーブトップページ