リフレクソロジーに秘められた本当の効果とは!?
今回は、リフレクソロジーについてです。
リフレクソロジーの概念“足つぼ”と聞いて、「痛そう」とか「効果あるの?」と思われるかもしれませんが、
「足裏をほぐして血行を促す」という非常にシンプルな理屈の手技療法です。
「痛そう」と思われるのは、TVの激痛足つぼのイメージだったり、
「効果あるの?」と思われるのは、つぼの信憑性の問題だったり…。
そんなリフレクソロジーの実質的な意味。
そして効果的な受け方について具体的に解説いたします。
リフレクソロジーの本来の目的と手法

リフレクソロジーを一言でいうと、「足裏をほぐすこと」です。
オイルなどの潤滑油を使うので「足裏のオイル整体」という解釈で間違いありません。
一般的には、足裏のつぼ(反射区)を刺激することで様々な臓器や器官に働きかけるとの説明ですが、
その本質は「血行の促進」です。
足の裏には毛細血管が多く、また、第二の心臓と言われる“ふくらはぎ”をほぐすことで全身の血流を促すことができます。
足は重力の関係で一番むくみやすいですからね。
手技の特徴は、指を曲げたときに出来る「指角(関節部↑写真)」でほぐしていきます。
オイルを使っても足を片方の手で固定でるので、圧をかけて指角を押し込んだり滑らしたり多彩なアプローチが可能に。
- オイル整体の筋肉を広く面で捉える
- 整体の筋肉をピンポイントに点で捉える
面と点を合わせたような、滑らかかつ力強い刺激が実現しました。
この手法こそがリフレクソロジーに秘められた効果を発揮します。
指角また指の腹で、
押し込んだり、
推し流したり、
ゴシゴシしたり、
面と点のダブルアプローチで足裏を細部まで溶かすようにほぐしていくことができるのです。
足裏に関してはオイルを使わなければ絶対こうはほぐせません。
足の裏はオイルを使用することで効率よく効果的にほぐせる!のです。
関連記事:オイル整体(マッサージ)とは?正しい知識と効果!
反射区(足つぼ)に意味はある?

反射区の概念は、アメリカの医師であるウィリアム・フィッツジェラルド氏の「ゾーン・セラピー」です。
ですから、中国発祥の「経穴(ツボ)」とはまったく関係はありません。
足の裏は内臓や器官に直結するいくつものゾーンに分かれているという。
このゾーンを日本では“反射区”と言ったりします。
その反射区を刺激する手技療法を、
西洋的には「リフレクソロジー」、
日本では単に「足つぼ」と言いってますね。
他にもフットセラピーとか英国式・台湾式といいますが、とくに定義はありません。
当店では「フットケア」と言ってますし。
ネットを見てみると、反射区を刺激することによる効果効能がズラリと並びます。
とくに反射区特有の主張は、全身の臓器や器官を整えたり異常を治す、的なこと。
本当だったらかなりスゴイですよね。
実際のところどうなのでしょうか?
しかしながら、
反射区のエビデンスは科学的に全否定されています。
【フットリフレクソロジーマッサージ:臨床試験】
でも、ですよ。
この辺りはエビデンスどうのこうの以前に、本当にそうなのか?という素朴な疑問、です。
スクールでそう教えられた。
本やネットにそう書いてある。
(私もそうでした。)
でも、「関係あるの?」という違和感から真実を求めたどり着くものです。
色眼鏡を外して整体に向き合えば、違和感はいくらでも出てきますからね。
例えば、疾患があれば関連する反射区に反応が現れるという・・・。
臨床試験の例を上げれば、
複数の有名なリフレクソロジストも入れて、患者の誰がどんな疾患を持っているかわからない状態で施術した結果、正解率は散々なものでした。
また、疾患のある患者に施術を施しても一向に改善しない。
私も同じく。
なので、「本当にそうなのか?」という疑問を持ったわけです。
(↓結論。)
リフレクソロジーは通常のマッサージ効果。
フットチャート(足の図)のような臓器や器官との関係性はありません…。
科学の核心部では、一見すると矛盾するかに見える二つの姿勢がバランスをとっている。ひとつは、どれほど奇妙だったり直観に反したりしても、新しいアイデアには心を開いておくこと。そしてもうひとつは、古いか新しいかによらず、どんなアイデアにも懐疑的に厳しく吟味することだ。そうすることで、深い真実を深いナンセンスからより分けるのである。
カール・セーガン
足つぼにはエンターテインメント性があってもいい

根拠も大切ですが、足つぼにはエンターテインメント性があってもいいと思っています。
プラセボこそが最強説もありますからね。
「ここがゴリゴリしてるので肝臓が疲れてますねぇ。」
「う~ん、飲み過ぎたかな?」
当たるも八卦当たらぬも八卦、占い的な感覚で。
会話を楽しむ・うたた寝する。
施術を受けることの心地よさ。
もちろん筋肉をゆるめることで、血行やリンパが促進されリラックス効果もあります。
真に問題なのは、過剰な宣伝文句を謳う療法者。
(たまにいる胡散臭いヤツ。)
例えば、私が昔読んだある反射区療法は癌に効くというものです。もし他に有効な選択肢があるにも関わらず、その療法を試し、治療のタイミングを逃したなら。藁にも縋る思いの方が何の効果もない療法を信じ込んでしまったら・・・。
プラセボ効果も究極にはそこに行き着く危険があるんですね。
いつの世も“本質より演出”が広まりがちなものです。
関連記事:そもそも整体とは?基礎から業界のホントまで網羅!
リフレクソロジーの効果的な受け方

リフレクソロジーついて説明した本やサイトはいくらでもありますが、その目的はあくまでも血行の促進です。
反射区は妄想でも、リフレクソロジーのほぐす手法はとても良くできています。
やはりポイントは、ほどよい刺激の強さ。
“やはり”というのは、整体はここが基本の“キ”であり最重要ということ。
テレビなんかで見る、いわゆる“激痛足つぼ”は、制作側の「悶え狂うおもろい画が欲しい!」というパフォーマンスなので。
ですが、あまり頼りない刺激でも効果は薄いので“イタ気持ちいい”をメドにしてください。
悶える痛みはなんですが、
昔、とっても上手と紹介されたリフレクソロジストに施術してもらったときのこと。
まさに悶絶するような痛みだったので(私が足の裏は弱いのもあるある…)、悶絶手前の圧でしてもらったところ、めちゃくちゃ足が軽くなりました。
あくまでも一つの実例ですけどね。
この辺りは無理のない範囲で試してみてください。
足裏からふくらはぎをほぐすことで、ふ~っと足が軽くなる感覚があればいい感じ。
また、足の疲れは臀部(お尻)からほぐすと万全ですので、整体とセットで受けることで完全無欠です。
臀部は、足腰をほぐすための超重要ポイントですので。
とくに足だけではなく腰も(あっちこっち)辛い!って方はセットで受けてみてください。
まとめ
今回は、リフレクソロジーの本質的な部分についてお話ししました。
それは、血行を促進させることにより自然治癒力を引き出すこと。
足の裏から全身の臓器にはつながっていなくても、全身に働きかけることは本当です。
確かにリフレクソロジーに神秘的な力はありません。
でもその手法自体は、とっても!優れています。
ぜひぜひ、あなたもリフレクソロジーを活用してみてください。
ちなみにリフレクソロジーというと反射区のイメージがあるので、当店では「フットケア」と言ってます。
その実質的なマッサージ効果については、
整体の黄金ルールは血行!美容鍼とカイロの事例ありをご覧ください。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
オリーブトップページ