整体は力加減が超重要!なのを「腸もみ」で説明する

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整体は力加減が超重要!なのを「腸もみ」で説明する



今回は、整体は力加減が超重要!
なのを「腸もみ」を通して腸の起源にまで遡り、
ググ~っと深掘りしてまいります。

腸内細菌にも“気持ち“があるかも。

腸もみとは

腸もみの施術風景


まず「腸もみ」を一言でいうと、「腸をほぐすこと」です。

滞りがちな便を促すためにお腹の上から腸を刺激するというシンプルな手法。


腸は自律神経でコントロールされているので自分の意思では動かせません。

なので外部から刺激することで腸のぜんどう運動を手助けしてやる作戦です。

「便秘でスッキリしないよ~!」って方は、
腸もみをすることで排便を促す効果が期待できます。


また、腸もみは自分でも簡単にできるので、
お店でするなら腸もみメインというより全身的な施術の中に入るくらいでいいです。


というのも、私の経験上でも、
お腹をさわらず頑固な便秘を促した(と難産も促した)事例もありますので。

マタニティ整体の活用法!逆子・産後の骨盤矯正はNG

よければまた読んでみてください。


結局のところ、
サロンで腸もみの施術を受ける目的としては、

  • 腸もみが好き(リラックスできる)
  • 効果を試してみたい
  • お腹をほぐしてほしい


こんなところでしょう。




便秘の原因は?

トイレの前でお腹を押さえている女性


便秘の原因でよく言われるのが、


  • 食事内容(腸内環境の悪化)
  • 運動不足(腸筋の低下)
  • ストレス(自律神経の乱れ)



です。


時はまさに飽食の時代、
肉汁したたる濃いい味付けの料理やあまーいスイーツは欲望を刺激されまくりますよね。

そして「より早く、より楽に」を求めて発展した省力化社会。

変なストレスも、
欲望がさらなる欲望を生んでいるのかもしれません?


また、腸がねじれた「ねじれ腸」の可能性もあります。

ねじれ腸の特徴としては、
子どもの頃から便秘だったり腹痛を伴う便秘がある場合です。

腸の形ってけっこう不安定ですからね。

この場合も腸もみで解消されることがあるので試してみてください。



で、ここからが今日の本題です。




腸から脳の誕生

青空に手書きの胃腸


では「腸」の説明をしていきます。

ここを読んでいくと「整体は力加減が超重要!」
ってことに、快便のようにスッキリつながっていきますので。


腸はあらゆる生物にとって最初にできた臓器なんだそうです。

ですから、すべての臓器の基本です。


ヒドラという体長1センチほどの生き物をご存知でしょうか?

クラゲの仲間で原始的生物に近く、体の7割が腸です。

そして、
脳がありません。

脳はないけど体に張りめぐらせた神経がエサを求めて体を動かしています。


私たちの祖先も同じく腸しか持たない単純な構造の生物だったと考えられています。

そして「腸を包む神経」が進化の過程でドンドン変化していきました。


エサを求めて動き回るうちに体の形を変え、
やがて腸の神経細胞が体の中心に集まり、
それが「脊髄」の原型となりました。

さらに複雑な動きを可能にするため神経細胞が一部に集まり「脳」が誕生したそうです。

高度な人体の司令塔ができたわけですね。


でも、脳はもともと腸から生まれたので実は腸も同じような機能を持ち、

裏の司令塔的な存在なのです!



・・・ところがですよ。




腸は脳へのメッセンジャー

女性と脳のイメージ


ところが、飽食の時代が脳の誤作動を引き起こしているようなのです。

さきほど、脳は捕食のために生まれたと言いましたが、それは欲望に忠実ということ。


現代においてはインスタ映えする料理は脳を刺激し欲求を駆り立てますよね。

体にとって必要かどうかの分別がマヒ状態です。


「食べたーい!」
(食べ物の捕食)欲が勝るのか、
「気になるあの人の目を引きたい!」
(異性を捕食)って気が上回るのか。

ダイエットが辛く失敗してもまた挑戦するのも、脳の欲望の狭間での葛藤なわけです。


対して、腸は生命活動そのものを司っている臓器です。

脳がなくても生きている生物はいますが、
腸がない生物はいません。


実は腸にも味覚を感じるセンサーが発見されていて、
おふくろの味に安らぎを感じるのは腸がそう感じ取っているからだそうです。

「腑に落とす」という言葉がありますが、
腑とは内臓・はらわた(腸)のことです。

頭だけでなく全身で深く感じ取った感情。


腸が、「この味は優しい~。」

こういうものをどんどん取ろうよ!と脳にメッセージを送っているのに、
脳は目や舌で感じる刺激的なおいしさを求めてしまう傾向にあるのです。


そして便秘になる・・・。




整体は力加減が超重要なわけ

腰が楽になって笑顔の女性


さて、ずいぶんと前置きが長くなってしまいました。

これまでのお話通り、
便秘は腸のSOSサインです。

このサインが脳に伝わりモヤモヤ不快な気分になるわけです。


この状況を打破するには「快食・快便」が必要です!

それを専門用語で「GAT FEELLING!」

ガットは腸、フィーリングは感覚。

腸の喜びの感覚が快信号となって脳に伝わり、
爽快な気分となってストレスが消えるわけです。


この「あ~スッキリした。」
という、脳だけではなく、
体で感じる感覚が人体にとってめちゃくちゃ大切な感覚であり信号なんですね。


これを整体に置き換えて見ましょう。

そう、「MUSCLE FEELING!」

(マッスル・フィーリング)ですよ。


肩こりや腰痛などの大半は、
筋肉のSOSサインです。

筋肉を押された気持ちいい感覚が快信号となって脳に伝わることが大切なわけです。


ここで重要なのが、力加減です。

強すぎても、弱すぎても、
快信号が脳に伝わることはありません。

「痛ーい!!」

とか、

「何やってんの?」

って感覚だと当然ですよね。


また、揉まれているときはなんとなく気持ちいいけど、
終わったとたん元通りの感じ、
って場合も施術としては不十分です。

例えるなら、
駄菓子を食べるとなんとなくおいしいけど、
身体は喜んでいないので後に残らない感覚。

この場合、手が合っていないか、
たんに力加減が合っていなかっただけの場合があります。


整体では、施術者の「こうですよ。」
という言葉ではなく、
自分の感覚(力加減)を大切にしてください。


便秘には、GAT FEELLING!

整体には、MUSCLE FEELING!

ホントにめちゃくちゃ重要ですよ。


関連記事:【施術論】体がほぐれるメカニズムと整体の真髄!



まとめ

今回は、整体は力加減が超重要ということを、
ちょうど腸の話で例えると分かりやすいかな?
と思い書いてみました。

また、腸もみは対症療法ですので、ぜひ快食・快便を目指してみてください。

ちなみに私は快食・快便です。


ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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