整体の黄金ルールは血行!美容鍼とカイロの事例あり
今回は、「整体でやることの黄金ルールは血行促進だよ!」
というお話です。
これまでも、
- 整体は体をほぐすこと
- その目的は血行の促進
と言っていますが、その血行の威力について具体的に解説してまいります。
また、実例として、
美容鍼とカイロプラクティックの実質的な効果について。
とくに以下のような方にお役に立てるはずです。
- 美容鍼の効果ってあるのかな?
- カイロの効果ってどうだろう?
- ↑受けたけど効果がわからない
そもそも整体とは?基礎から業界のホントまで
の、本質的な部分にフォーカスして簡潔にご説明します。
整体(手技療法)の理解がグッっと深まるので合わせて読んでみてください!
血行について
整体を語るとき、
ココをもっとも意識しないとヤバいであろう「血行」について。
血液は、
血液(けつえき、英: blood)は、動物の体内を巡る主要な液体で、全身の細胞に栄養素や酸素を運搬し、二酸化炭素や老廃物を運び出すための媒体である。
Wikipediaより引用
いつも、
- なんか体調がすぐれない
- 疲れがとれない・・・
- 体が痛い
- なにもする気が起きない
これらは血流を改善することで、あっさり解消することがあります。
病院にいっても、
「異常ありません。」
「様子を見ましょう。」
と言われる場合、筋肉をほぐして血行を促すと復活!!ってことも。
もちろん絶対ではありませんよ。
でも、あえて言います。
その疲れ、その痛み、
筋肉のコリで慢性的に血行が滞っていることが原因です!
なぜなら、血行が良くなると確実にその効果を実感できるので。
では、このあと具体的に説明してまいります。
施術のややこしい理論武装
整体(代替医療)の世界では疑似科学的な話に限らず、「なんとなく良さそう」なイメージで情報の信憑性を確認しない人は注意が必要です。
もちろん、エビデンスがすべてではないにしても、
- 誇大表現
- 怪しげな理論
- 情弱狙いの嘘
が、めちゃくちゃ多いいです。
また、整体でやることは単純明快なので、あーだこーだ難しく言う必要はないでしょ。
というのが私が常日頃から思っていること。
(やたら小難しく・ややこしく・正直どーでもいい。)
例えば以前、
ばね指の治し方をネットでコンテンツ販売していた業界では有名なある鍼灸師。
小難しく・ややこしく・(どうでもいい)説明をして「治し方はこちら」と販売ページに誘導。
「いや、ストレッチでいいでしょ。」
私自身、ばね指を克服した経験があったので「こんなのでお金とるの?」
と、ポカーンでした。
(今ではユーチューブでいっぱいやっていますが。)
ストレッチで血行を促すわけですね。
結局のところ、整体でやっていることは血行促進!
これでいいんです。
もっとも、私の言っていることも信用できるのか探ってみてください。笑
美容鍼の効果
中国、ウン千年の歴史がある“鍼”。
神秘の秘法たる、ツボ(経穴)やその通り道(経絡)の根拠は今のところ残念ながら否定されています。
現在のエビデンスは鍼治療の効果が全てプラセボによるものである可能性を排除していない
Wikipediaより引用
※鍼はWHOからエビデンスがあるとされていますが、コロナ禍にも「中国はコロナ撲滅に多大なる貢献をした」みたいな声明がありました。WHOの忖度体質は相変わらずと言わざるを得ません。(実際けっこう有名な話。)
美容鍼のメカニズムと効果は、
- 皮膚に小さな傷をつける
- 傷の修復のために再生機能が働く
- 傷の周りの血行が促される
- 血行促進による美容効果
結局のところ、美容鍼は血行促進効果に期待ということですね。
しかし、顔に鍼をさしてインスタ映えはしても、リフトアップ・小顔・たるみ・くま・ほうれい線・シワに効果抜群!!って誇張しすぎですよ。
そこに神秘的な力が働かない以上、効果を感じたとしても思い込みか一時的なものです。
美容鍼では肝斑の改善も謳っていたりしますが、肝斑の原因は肌への刺激も関係してるんじゃないでしょうかね。
この辺りは自己責任かも・・・。
関連記事:小顔矯正に効果はある!?ケア法から詐欺事例も紹介
カイロプラクティックのボキボキ効果
米国発のカイロプラクティックは主に背骨を調整する施術とのこと。
背骨は33個の椎骨が連なって構成されていますが、その椎骨のズレをアジャスト(調整)!するというもので、健康上の問題はそのズレにあるという理論です。
ボキボキとかポキポキというイメージでしょうか。
この音がいわゆるアジャスト音とされていました。
しかし昔から、「それって違うんじゃない!?」
と結構疑われていたわけですが・・・。
近年の研究報告では、アジャスト音は“関節内の気泡がはじける音”とされています。
炭酸ペットボトルを開けたときの“プシュ”と同じ原理ですね。
つまりは、やっぱりアジャストされていませんでした。
でも、この気泡が弾けるボキボキ感が心地よく感じる人もけっこういます。
心地よく感じるのであれば、
脳にいい刺激を与え、
周りの組織も動かされているので、
血行促進効果が期待できます。
関連記事:【施術論】体がほぐれるメカニズムと整体の真髄
でも、ボキボキが怖いのであれば危険(とくに首ポキ)はあっても効果はありません。
怖いので心地よくもないし、
逆に防御的に力が入って凝ったり疲れてしまいますから。
(カイロプラクティック団体・協会について。)
整体の黄金ルールは血行促進!
「あれ?さっきまでなんかしんどかったのに、バタバタ動いていると楽になった・・・。」ということはないでしょうか。
それは血行が良くなったから。
寝ても疲れがとれないのは筋肉が凝り固まって血行が悪くなっているからです。
冒頭でも記載しましたが、血液は、
- 全身の細胞に栄養素や酸素を運搬
- 二酸化炭素や老廃物を運び出す
そのための媒体ですね。
血行不良になると当然のこと、
- 筋緊張性頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- 手足の疲れ
- 慢性疲労
- 肌トラブル
などの元凶に。
筋肉や肌が疲弊するからです。
先ほど「私自身、ばね指を克服した経験が・・・。」
と申しました。
寝起き、こわばって動かない指を一本ずつ“グーっと”伸ばしていくと、
- 血が動く
- ざわめく
感覚・・・。
めちゃくちゃ気持ちいい!!!
「いや~、生命力ってこういうことなんだなー♪♪」
くらいの感覚ですよ。
私たちはサイボーグではありませんので部品を取り換えるわけにはいきません。
滞った血流を促し、自然治癒力で癒すしかないのです。
血液とリンパの違いについて
リンパとは白い血液と言えます。
(赤血球がないので透明っぽい。)
血管と同じくリンパ管が全身をめぐりその中をリンパが流れています。
(写真がリンパ系。)
リンパの役割は、
- 余分な水分や老廃物の回収
- 細菌やウィルスの駆除
リンパの流れが滞ると足や顔がむくんだり、細菌と闘うとリンパ腺が腫れたり。
毛細血管から染み出た血液は組織液(間質液:細胞を浸す液体)といわれ、不要なものを回収してリンパ管に入った一部の体液がリンパということです。
(約9割は静脈に流れ、リンパも最終的に体内の下水道である静脈に合流。)
血行とリンパは、なにかと対比もできるし同じ体液と一括りにできるもの。
ネットで「施術者が行うリンパケア」をみてみると、
「リンパの流れはこうだから」とか、
「皮膚を優しくさすって流す」とか、
血行促進とはまるで別物のように言われています。
ただ、セラピストの一人である私からすると、
「ちょっと、論点が浅いよね。」
と感じます。
セルフケアではなく、施術者が行うリンパケアとなると血行とリンパはそれほど関係ありません。
整体では仕組みを知り要点を押さえればオッケーなんですよ。
仕組みだけでリンパケアを語るから、
「リンパの流れはこうだから。」
みたいな話になるわけで、
しっかりと筋肉をほぐして血流を促しながらリンパも流せばいいわけです。
筋肉もほぐせば一石二鳥+α^^
(+αは気持ちいいってこと。)
しっかりと血行促進という視点で施術をすることが大切です。
関連記事:オイル整体(マッサージ)とは?正しい知識と効果
まとめ
今回は「整体(手技療法)でやっていることは結局のところ血行促進だよ!」
というお話でした。
美容鍼にしても、
カイロにしても、
血行促進なくして語れません。
なので、「疲れをとるにはどうしたらいいですか?」
と聞かれたら、「まず、血行を良くしましょう!」
というのが答えです。
整体って端的にはそのためのメソッドとお思いください。
また、整体では「仕組み(理)論」みたいなぼんやりしたものではなくて、しっかりと血行を促進することが大切ということでした。
ややこしい説明はかえって本質的な部分がなにもない場合があります。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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